パソコンの画面に表示された記入欄、あなたの指はピタリと止まってしまいまか?
伝えたい想いや、これまでの頑張りは、本当はこんなにたくさんあるのに…
言葉を削れば削るほど、なんだかありきたりで、ちっとも熱意が感じられない文章になっていきますよね。
でも、もし、
そのたった200文字という小さな箱の中にこそ、採用担当者の心をグッとつかめる、あなたの魅力を最大限に詰め込める言葉があるとしたら、知りたいですよね!
この記事では、転職活動で悩むあなたのための、すぐに使える志望動機の短い例文を紹介します!
さらに、書き方のコツや、あなたの印象が最高になる志望動機の終わり方まで解説しています。
志望動機が苦手という方は是非参考にしてみてください!
また転職エージェントなら、このような志望動機や自己PRも二人三脚で一緒に作ってくれます!
きっと強い味方になってくれるので、特にはじめてに転職活動の際は活用をおすすめします!↓
【転職】志望動機の短い例文8選|職種・状況別に紹介

まずは肩の力を抜いて、上手な人の真似をするところから始めてみましょう!
ここでは、あなたの状況にピッタリ合うかもしれない、短い志望動機の例文を8個ご紹介します。
スポーツもそうですが、最初は上手な選手のフォームなどを真似することから始めると思います。
それと全く同じで、まずは「なるほど、こんな風に書けばいいんだ!」というお手本をたくさん見て、志望動機作りのウォーミングアップをしていきましょう!
経験者向けの志望動機 短い例文

これまでの仕事の経験をアピールしたい方向けの例文です。
会社が経験者に一番期待しているのは、「入社してすぐに活躍してくれる力」、つまり「即戦力」です。
なので「私はこんな経験をしてきて、こんな結果を出したので、あなたの会社でもすぐに役に立てますよ!」と伝えるのがポイントです。
これから紹介する例文で、その伝え方のコツを掴んでください。
例文1:営業職(即戦力アピール)
前職の法人営業では、お客様と仲良くなることを一番に考え、〇〇業界の新しいお客様を増やす仕事をしてきました。その結果、3年間で担当エリアの売上を1.5倍にした経験があります。特にお客様の話をじっくり聞く力には自信があり、その力で、貴社の主力商品である△△をもっと多くの人に届けられると信じています。(148文字)
例文2:企画職(再現性をアピール)
今の会社では新しいWebサービスを考える担当として、どんなサービスが人気か調べる市場調査から、実際に広めるPR活動まで、全部の仕事に関わってきました。特にSNSを使ったPRでは、半年でサービスのファンを3万人から10万人に増やしたことがあります。この経験を活かして、貴社の新しい事業である〇〇を大きくするお手伝いがしたいです。(163文字)
例文3:エンジニア職(技術力をアピール)
これまで5年間、プログラマーとしてWebサイトを作る仕事をしてきました。特に、大きなサイトがスムーズに動くように改善するプロジェクトでは、チームのリーダーとして、サイトの表示スピードを30%速くした経験があります。技術レベルが高いことで有名な貴社で、自分の腕を磨きながら、もっと良いサービス作りに貢献したいです。(156文字)
未経験者向けの志望動機 短い例文

未経験からの転職で大切なのは、「これからグングン伸びます!」という未来への期待、つまり「ポテンシャル」と、「この仕事がしたいんです!」という強い「意欲」を見せることです。
「経験はないけど、私にはこんな強みがあって、それを活かして絶対に活躍してみせます!」という熱い想いを伝えることがポイントです。
例文4:異業種転職(ポテンシャルをアピール)
今の仕事はアパレルの販売員で、お客様が何に困っているのかを見つけて、ピッタリの商品を提案することを頑張ってきました。この経験で身につけた「課題を見つける力」と「提案する力」は、貴社でこれから挑戦したい営業の仕事でも絶対に役立つと信じています。一日も早く新しい知識を覚えて、会社の力になりたいです。(148文字)
例文5:同職種・異業界(意欲をアピール)
これまでIT業界で営業事務として3年間、商品の注文管理や請求書の作成などをしてきました。もっと仕事を速くするために、独学でプログラミングを学び、毎月の入力作業を20時間も減らしたことがあります。今後は、人の役に立っていると実感できる医療業界で働きたくて、貴社の一員としてこれまでの経験を活かしたいです。(151文字)
その他状況別の志望動機 短い例文

ここでは、30代・40代の方や、パート・アルバイトで働きたい方、少しお仕事から離れていた方向けの例文を紹介します。
人によって会社から期待されることは少しずつ違います。
例えば、30代・40代ならチームをまとめた経験、パートさんならシフトに協力できるか、などです。
自分の状況に合わせて、会社が喜んでくれるポイントをアピールするのがコツです。
例文6:30代・40代向け(マネジメント経験をアピール)
前職では10年間、会社の経理として働き、最後の3年間は5人のチームのリーダーを任されていました。新しい会計ソフトを導入するプロジェクトでは責任者として、毎月の計算が早く終わる仕組みを作った経験があります。これまでの経験とリーダーとしてのスキルで、貴社の経理チームをもっと良くしていきたいです。(146文字)
例文7:パート・アルバイト向け(柔軟性をアピール)
5年間、コールセンターでお客様からの電話対応をしてきました。いつも落ち着いて、分かりやすく説明することを心がけ、お客様からの「ありがとう」の数で部署の1番になったことがあります。子育てが落ち着いたので、週4日、1日5時間ほど働きたいのですが、お店が忙しい時にはシフトを増やすなど、柔軟にお手伝いできます。(152文字)
例文8:ブランクがある方向け(熱意をアピール)
3年間、育児に集中していましたが、その前はWebデザイナーとしてネットショップのデザインなどをしていました。お休みしている間も、新しいデザインの勉強や、〇〇といった新しい技術の学習は続けていました。誰よりも努力して、すぐに戦力になれるように頑張ります。貴社の素敵なデザインチームで働ける日を楽しみにしています。(155文字)
転職で使える短い志望動機の書き方|好印象を与える3ステップと終わり方

短い志望動機で、採用担当者の心を「おっ!」と思わせるには、実はとっても簡単な「型」があります。
ただやみくもに文章を短くしようとすると、本当に伝えたい大切な部分まで削ってしまいがち…
これから紹介する「3つのステップ」と「カッコいい終わり方」を意識するだけで、あなたの志望動機は、短くてもキラリと光る、好印象の自己PRに変身します。
この型をマスターしちゃいましょう!
短い志望動機でも評価される構成の3ステップ

短い文章で自分の魅力を120%伝えるには、まるで美味しいハンバーガーを作るみたいに、以下の3ステップで組み立てるのがオススメです!
この順番を守るだけで、伝えたいことが分かりやすく、そして魅力的に伝わるようになります。
さっそく、その組み立てを見ていきましょう!
| ハンバーガーの作り方 | 志望動機のステップ | 書くこと(中身) |
|---|---|---|
| 上のパン | Step1:結論 | 最初に「私はこんな風に会社で役立ちたいです!」と宣言する。 |
| メインのお肉 | Step2:根拠 | 「なぜなら、こんな経験や結果を出してきたからです!」と証拠を見せる。 |
| 下のパン | Step3:貢献意欲 | 「だから、この力を活かして、こうやって活躍したいです!」と未来を語る。 |

さっきのPREP法とはまた違うの?

PREP法と本質は同じだよ!
PREP法をもっとわかりやすいイメージにした感じ
Step1:結論ファースト(1文で入社後に実現したいことを書く)
まずは、ハンバーガーの一番上のパンみたいに、「私は、貴社で〇〇の経験を活かして、△△で貢献したいです!」という結論を、ズバッと最初に言い切りましょう。
忙しい採用担当者さんは、最初に「この人は何がしたいんだろう?」が分からないと、続きを読むのをやめてしまうかもしれません。
最初に結論を伝えることで、「お、この子はうちで活躍してくれそうだな」と興味を持って、続きを読んでもらえるようになります。
Step2:根拠(実績やスキルを具体的な数字で示す)
次は、ハンバーガーで一番大事なお肉の部分です。
結論で言った「貢献できます!」という言葉が、ただの口だけじゃないってことの証明部分です。
例えば、「営業が得意です」と言うよりも、「3年間で新しいお客様を50社増やし、売上を1.3倍にしました」と言う方がイメージしやすく伝わります。
具体的な数字を入れると、「この人は本当にできる人なんだな」と信じてもらいやすくなります。
これが、あなたの言葉に説得力を持たせます。
Step3:貢献意欲(会社にどう貢献できるかで締める)
最後は、ハンバーガー全体をしっかり支える下のパンです。
「私のこの力を、入社したらこんな風に役立てたいです!」という、未来に向けた熱い気持ちで締めくくりましょう。
ここでは、ただ「頑張ります!」ではなく、「貴社の〇〇という新しいチャレンジに、私の△△の力をプラスして、一緒に成功させたいです!」みたいに言うのがポイントです。
会社のことをちゃんと調べているんだなってことが伝わって、「本気度」がグッと伝わります。
短い志望動機で差がつく効果的な「終わり方」

志望動機の最後の言葉は、映画のラストシーンと同じくらい大事です!
あなたの印象を決定づける、最後の決め台詞になります。
「入社したら、こんな風に活躍しているんだろうな」と、相手がワクワクするような未来を見せることがコツです。
例文:「〜の経験を活かし、貴社の〇〇事業の拡大に貢献したいと考えております。」
この締め方は、志望動機の「王道」であり、一番効果的な終わり方の一つです。
この一文には、「私の得意なこと(〜の経験)」と「会社でやりたいこと(〇〇事業の拡大に貢献)」がセットで入っています。
採用担当者さんは、あなたが会社でバリバリ働いている姿を、頭の中でハッキリとイメージできるようになります。
最後の締めに迷ったら、まずはこの「会社への貢献」を約束する形で書いてみてください。
短い志望動機でやってはいけないNG表現

短い志望動機は、一言一言がとっても重要です。
だからこそ、うっかり使ってしまうと「あれ?」と評価を下げてしまう「NGワード」には、よく気をつけましょう!
自分では良いと思って書いた言葉が、相手にとっては「やる気がないのかな?」「自分のことしか考えてないのかな?」と思われてしまうことも…。
これから紹介するNG表現を使っていないか、書き終わったら必ずチェックするクセをつけてください。
NG表現①抽象的で使い古された表現
「コミュニケーション能力があります」
「御社の考え方に共感しました」
みたいな言葉は、フワッとしていて、具体的に何ができるのか全然伝わりません。
例えば、友達に「面白い映画だったよ!」と言うより、「主人公のアクションがすごくて、最後のどんでん返しにビックリしたよ!」と言った方が、見たくなりませんか?
それと同じで、「チームの意見をまとめるのが得意で、文化祭の企画を成功させました」のように、あなただけのエピソードを話すのが大事です。
NG表現②「学ばせていただきたい」という受け身な姿勢
「貴社で色々なことを学びたいです」という言葉は、一見、やる気がありそうに見えますが、実はNG…
なぜなら、会社は学校じゃないからです。
会社は、あなたに「学んでほしい」というより、「会社の役に立ってほしい」と思っています。
もちろん、学ぶ気持ちは大切ですが、まずは「私のこの力で、会社を助けます!その上で、もっと成長したいです!」という順番で伝えるのが、社会人としてのかっこいい姿勢です。
給与や待遇面への言及
「お給料が高いから」
「お休みが多いから」
という理由を、志望動機で言ってしまうのは絶対にやめましょう。
もちろん、働く上でとても大事なことですが、それを一番の理由にしてしまうと、「じゃあ、もっと条件の良い会社が見つかったら、すぐに辞めちゃうのかな?」と、あなたのやる気を疑われてしまいます。
志望動機では、あくまで「この会社の、この仕事だからこそ、頑張りたいんです!」という気持ちを一番に伝えましょう。
転職で「短い志望動機」が思いつかない時の対処法

「うーん、どうしても良い言葉が浮かばない…」そんな時は、無理にパソコンに向かうのは一旦やめましょう!
いきなり100点満点の作文を書こうとするから、難しく感じてしまいます。
そうじゃなくて、まずは料理の下ごしらえみたいに、「材料」を集めることから始めてみましょう。
これから紹介する3つの方法を試せば、ごちゃごちゃしていた頭の中がスッキリ整理されて、自然と文章の骨組みが見えてきます。
箇条書きでアピールしたい要素を3つ書き出す

まずは、難しく考えずに、ノートやスマホのメモ帳に、「これだけは伝えたい!」と思う自分の得意なことや経験を、箇条書きで3つ書き出してみましょう。
例えば、
みたいに、短い言葉でOK。
ポイントは、文章にしようとしないことです。
頭の中にある材料を全部テーブルの上に出してみる感覚で、気楽にやってみてください。
企業が求める人物像から逆算して言葉を選ぶ

次に、君が行きたい会社のホームページや募集要項を、宝探しの地図だと思って、もう一度じっくり見てみましょう。
そこには「こんな人に来てほしい!」という会社からのメッセージが隠されています。
例えば、会社が「チームワークを大切にする人」を探しているなら、あなたが書き出した材料の中から、「部活で仲間と協力して大会で優勝した経験」を選んでアピールする、という感じです。
自分が言いたいことだけじゃなく、相手が聞きたいことを話してあげるのが、最高のコミュニケーションのコツです。
PREP法を使い、機械的に文章を組み立てる

材料がそろったら、PREP(プレップ)法のフレームワーク(組み立ての型)に当てはめてみましょう。
改めて記載しますが、
P = Point(結論):「私が言いたいのは、こういうことです!」
R = Reason(理由):「なぜなら、こういう理由があるからです!」
E = Example(具体例):「例えば、こんな出来事がありました!」
P = Point(結論):「だから、私はこれを最も伝えたいです!」
の順番で話します。
これに当てはめるだけで、誰でも説得力のある文章が作れちゃいます。
まとめ:短い志望動機は「具体性」が鍵!
今回は、転職者に向けた志望動機の短い例文を見てきました。
なんとなくどのような構成で記載したらいいのか見えてきたと思います。
大切なのは、この記事で伝えてきた「具体性」、つまり、あなたが実際に経験してきたエピソードを自分の言葉で語ることです。
フワッとしたきれいな言葉を100個並べるよりも、「私はこんな経験をして、こんなことができるんです!」という、あなただけのたった一つの事実の方が、何倍も採用担当者の心に強く、深く、響。
まずは一度、完璧じゃなくていいので、自分の言葉で志望動機を書いてみてください。
最初は50点で大丈夫。そこから少しずつ、あなたらしい言葉で磨き上げていけば、必ずいい自己PRと志望動機が完成します。
また、一人で悩んでもいい志望動機や自己PRが完成しない時は転職エージェントに相談する方が効率的です!
自分の頭の中で整理できていない言葉などを提供してくれるかもしれません。
一緒に魅力的な文言を作り上げてくれると思います。
ぜひ自分に合った転職エージェントを探してみてください!

「志望動機を、200字程度でまとめてください」