あなたは今、異動したてで心機一転頑張っているのに仕事ができていないと劣等感を抱いているのではないでしょうか?
前の部署ではうまく立ち回れていたのに・・・
そんな期待と焦りで混乱状態になるのは、異動者のあるあるだと思います。
それもそのはず!今苦しんでいる正体は過去の自分と比べてしまっているからです。
過去の自分は数カ月、数年という年月をかけて自分のレベルを上げてきました。
しかし、異動したことでレベルは1から・・・
いきなりレベルが高いことを行おうとしてもうまくいかないのは当然です。
簡単な単純作業でも不慣れなのでミスは起こります。
この記事の結論とし、「はじめはポンコツでいろ!」です。
特に最初の2週間くらいは、張り切りが空回りして、覚えられない自分に焦り、自分はなんてダメなんだろうと落ち込んでしまう場合も多いです。
ポンコツを受け入れると楽になりますよ。
なぜ今苦しい!?異動後の仕事についていけないと悩むあなたへ

空回りするほど焦る…
本当に胃が痛くなりますよね…
私も転職や異動でそんな経験は山ほどありましたし、たくさん怒られてきました
いいわけも言いたい時もありましたが、自分にベクトルを向けて、ぐっとがまんして教えを乞うときもありました。
でもそんな悩みも時間とともに解消してきます。
「失敗したと思うことは次はやらないようにしよう」という当たり前のことですが、それに尽きると思います。
ここでは焦りの原因について見てきます。
異動後の仕事に慣れるまでの期間は?平均3ヶ月〜半年が目安
結論から言うと、新しい仕事に慣れるまでには、どんなに優秀な人でも「平均して3ヶ月から半年」はかかると言われています。
今のあなたは、まだスタートラインから数歩進んだだけの状態かもしれません。

レベル1か2で自分はできないというレッテルを貼るのは時期尚早です!
| 期間 | 状態の目安 |
| 異動後〜1ヶ月 | 【混乱期】 右も左も分からないのが当たり前。名前と顔を覚えるだけで合格点。 |
| 3ヶ月目 | 【適応期】 大まかな業務フローが見えてくる。「点」と「点」がつながり始める。 |
| 半年〜1年 | 【定着期】 一人で判断できる業務が増える。自分なりの工夫ができるようになる。 |
このように、仕事の習熟には段階があります。
今のあなたが「できない」のは、単に「時間が経っていないから」。それだけのことです。
2週間で覚えられないのは当たり前!?
でも、前の部署ではもっと早く動けたのに…
2週間たっても覚えられない自分が情けない…
と感じているかもしれませんが、2週間で覚えるなんてハードル高いです!
仕事をたった2週間で完璧に覚えようとするのは、脳科学的に見ても無茶な話です。
人間の脳が一度に処理できる情報の量には限界があります。
異動直後は、業務内容だけでなく、人間関係、社内ルール、PCの設定など、「新しい情報」が一気に押し寄せてきます!
PCでたくさんのアプリを同時に立ち上げると、処理速度が遅くなって動作が遅くなる状態と同じです。
仕事が覚えられないのではなく、まだ脳の処理速度が追いついていないだけです。
はじめはポンコツでいいんです!
過去の自分はもっとスマートにできていたかもしれませんが、自分はポンコツなんだと受け入れましょう。
まずは3カ月だけポンコツな自分でいると決めて仕事に取り組むと、意外と視野が広くなり仕事の流れが見えるようになります。

自分は今、できない期間なんだと自覚することで俯瞰して見れるようになります。
私も「どうせできなくても死なないし…」と思って少し自分に期待するのをやめると、その後いい仕事ができるようになりました!
多分心の枷が外れて、視野が広がったんだと思います。
異動後に起こるリアリティ・ショックとは?
異動後の理想と現実…
過去の自分はもっと活躍できていた、今回も活躍できると思っていたのに…
というギャップに苦しむこと。
これを心理学用語で「リアリティ・ショック」と呼びます。
特に、前の部署で評価が高かった人ほど、このショックは大きくなりがち。
「自分はもっとできるはずだ」という自負が、「できない自分」を許せなくしてしまいます。
しかし、このショックを感じるのは、あなたが「真剣に仕事に向き合っている証拠」です!
そもそも真剣に仕事と向き合っていないと、自分にも期待しないのでこんなショックは起こりません。
今はショックを受けている時期なんだなと、自分の感情を客観的に見て、認めてあげるだけで、心はぐっと楽になります!
これも心の持ち方ひとつで気持ちがガラッと変わります。
仕事はなぜ覚えられないのか…脳の混乱とスキルギャップ

「慣れ」の問題だけではなく、もう少し深い部分に「ついていけない原因」が隠れていることもあります。
その正体は、脳の中で起きている「衝突」にあります。
過去の成功体験が邪魔をする学習棄却(アンラーニング)の難しさ
新しいことを覚えるよりも難しいのが、「古いやり方を捨てること」です。
これを専門用語で「学習棄却(アンラーニング)」と言います。
前の部署でのやり方や成功体験が強ければ強いほど、新しい部署のやり方に違和感を覚えてしまいます。
前の部署ではこうだったのにという無意識の抵抗が、新しい情報のインストールを邪魔している状況です。

Windowsのパソコンに慣れた人が、急にMacを使うと操作に戸惑うのと一緒です…
あなたの脳は今、OSの入れ替え作業中。
エラーが起きるのは当然のことなので、過去のデータ(成功体験)を一度脇に置いて、真っさらな状態で向き合う勇気が必要かもしれません!
専門用語や新ルールによる認知負荷のオーバーフロー
異動先が全く別の分野の業務内容だった場合、飛び交う言葉がまるで「呪文」のように聞こえるかもしれません。

私も何度か経験あります!
内容を理解するだけで一苦労…
専門用語や独自の略語、暗黙のルール…
このような言葉は、脳の「ワーキングメモリ(作業記憶)」を激しく消費します。
意味の分からない言葉が一つ出るたびに、脳は「えっ、どういう意味?」と検索をかけ、フリーズしてしまう状況が続きます。
これが長引くと、「認知負荷」が限界を超え、話の内容が全く頭に入ってこなくなります。
このときに「ついていけない」と感じてしまいがちです!
理解力不足ではなく、まだ脳の「辞書データ」に入っていないだけです。
データを蓄積していけば理解できるようになります!
【年代別】20代・30代・40代以上の壁と邪魔するプライド
年代によっても、ぶつかる壁の種類は少し違います。
- 20代の壁: 圧倒的な「経験・スキル不足」
- 対策: できなくて当たり前と開き直って、愛嬌と素直さで教えてもらうのが勝ち!
- 30代・40代以上の壁: 邪魔をする「プライド」
- 対策: ここが一番の正念場!年下の上司や同僚に頭を下げるのは辛いかもしれませんが、プライドは成長の足かせにしかなりません。「年上の新人」として謙虚に学ぶ姿勢が、その後の信頼関係を大きく左右します。
できないを解消する武器を持とう!記憶術・行動術・論理的思考

精神論でがんばろうと思っても、脳がパンクしてしまいますよね。

気持ちだけが前のめりで実際の仕事は複雑すぎて考えに抜け漏れが多い…
せっかく企画してもダメ出しばかりで採用されず…
私も空回りをずっとしていました。
ここからは、脳の仕組みをうまく利用して、効率よく仕事を覚えたり論理的な考え方をするヒントを紹介します。
現状を打破するための具体的なテクニックです。
膨大な情報を整理して記憶に定着させる「構造化メモ術」と「質問力」
ただ聞いたことを走り書きするだけのメモは意味がありません…
脳に記憶を定着させるには、メモの時点で情報を「構造化(グループ分け)」することが効果的です。
- 時系列で書くのではなく、「目的」「手順」「注意点」で分けて書く
- ピラミッド構造でメモ書きできると後で見返したときに理解しやすい
- 分からない単語はカタカナでOK
また、質問をする時は「私はこう理解したのですが、合っていますか?」と確認するようにしましょう。

質問されて教える気が失せるのが、「わからないので全部おしえてください」です。
できるだけYesかNoで返答できる質問ができるように考えて質問しましょう。
このような質問も「考える力」が身につくので、記憶の定着率が格段にアップします。
脳のパフォーマンスを最大化する「睡眠」と「情報の遮断」
「早く仕事を覚えなきゃ」と焦って、睡眠時間を削って勉強していませんか?それも逆効果です。
脳は、寝ている間に日中の情報を整理して、記憶として定着させます。
なので、寝ないと仕事は覚えられないということです。
異動直後の疲れた脳には、普段以上の睡眠が必要です。
帰宅後や休日は、脳を休ませるために仕事のことを考えなくていい習慣を身につける事をおすすめします。
仕事以外で仕事の事を考えていても結局作業できないので一緒です!

でもクリエイティブな仕事をしていると、ふといいアイデアが浮かんでくるので、そこはすかさずメモ取るクセをつけましょう!
いいアイデアはワクワクするので、高揚感が高まります。
スマホを見る時間も減らし、脳への情報入力を遮断する。
(これも結構大事!私も早起きの習慣をつけるために10時に寝る習慣をつけた時、スマホを見ずに寝るようにしていました。次の日の朝のスッキリ感がスマホを見て寝た日と見ないで寝た日では全然違います!)
こうして脳をアイドリング状態にして休ませてあげることが、翌日のパフォーマンスを上げる秘訣にもなります。
異動先で信頼を築くコミュニケーションと素直な姿勢
仕事ができるかどうかよりも、まずは仲間として受け入れてもらえるかが先決です。
仕事についていけない時こそ、挨拶や返事、そして「教えてください」「ありがとうございます」という言葉を大切にしてください。
周囲の人は、仕事ができないことよりも、コミュニケーションが取れないことに不安を感じやすいです。
今はまだ戦力になれませんが、早く役に立ちたいと思っています!
という姿勢を素直に見せること。
周囲の人が協力してあげようと思えるし、結果的に仕事を早く覚えるための最短ルートです!
なので結論「謙虚で素直なポンコツでいること」がはじめのうちはいい立ち振る舞いだと思います。
どうしても仕事についていけない時は?心を守る撤退ライン

どれだけ対策をしても、どうしても合わない環境というのは存在します。
仕事の内容というよりも人間関係のほうが悩みは多いようです。
心身が壊れてしまっては元も子もありません。
頑張り続けるべきか、それとも環境を変えるべきか…
その判断基準をお伝えします。
辞めたいは甘えではない?適応障害やうつの危険サインをチェック
まじめな人、いい人ほど「辞めたいなんて逃げだ」「甘えだ」と自分を追い込んでしまいがち。
でも、心と体が悲鳴を上げているなら、それは「逃げ」ではなく「緊急避難」が必要です!
以下のサインが出ていないかチェックしてみてください。
- 朝、会社に行こうとすると涙が出る、吐き気がする
- 夜眠れない、または早朝に目が覚めてしまう
- 休日も仕事のことが頭から離れず、楽しめない
このような症状は、適応障害やうつ状態の初期症状の可能性があります…
もし当てはまるなら、仕事よりも自分の健康を最優先してください。
異動願いや転職を検討すべき?3つの判断基準と準備
「辛い」という感情だけで突発的に辞めるのはリスクがあります。
冷静に判断するために、以下の3つの基準を設けてみましょう。
- 期間: 半年〜1年必死に努力しても状況が好転しないか?
- 人間関係: パワハラがある、または誰にも相談できない孤立状態か?
- 体調: 体調不良が続き、日常生活に支障が出ているか?
これらが当てはまるなら、人事への異動願いや相談、転職活動を始めても良いと思います。
「いつでも辞められる準備」をしておくこと自体が、心のお守りになります。
環境を変える前に自分の強みと市場価値を再確認する方法
もし転職や再異動を考えるなら、同じ失敗を繰り返さないためにも「自己分析」が必要です!
今の部署でうまくいかなかったのは、あなたの能力が低いからではなく、「適性」が合わなかっただけかもしれません。
「自分が得意なこと」「ストレスなく続けられること」は何だったのか、過去のキャリアを振り返って自分の強みを再確認しましょう。
自分の市場価値を客観的に知ることで、「今の会社にしがみつかなくても生きていける」という自信をつける事にもつながります!
まとめ
異動後に仕事についていけないと感じる時は、謙虚で素直なポンコツでいることです。
大事なのは期限を決める事。
3カ月後にポンコツを卒業する!
など期限があることで「今は準備期間」と自分自身に言い聞かせることができます。
特に最初の2週間は仕事が覚えられないのが当たり前。
会社によっては「2週間で覚えろ!」と言われるところもありますが、ハードルはかなり高いです!
そこは自分自身の気持ちをコントロールする為にも自分で設定しましょう。
まずは焦らず、脳を休ませてあげてください。
そして、いらないプライドを捨てて周囲を頼ってみてください。
すると視野が広がって、状況が好転することもあります!
無理せず、自分自身のペースで進んでいきましょう!


