
面接って緊張しますよね!
事前にポイントとNG行動を押さえておきましょう!
「面接のマナーってどんなところに気をつけなければならないの?」
「面接のときってどんな行動が良くない行動なの?」
慣れない面接では不安になるのは当然です。
特に面接の自己紹介は第一印象を決める大事な場面ですし、独特のルールも多くて戸惑います。
実は、面接マナーの基本は「相手への気遣い」を示すことです。
知らずにNG行動をとってしまい、内容が良くても評価を下げてしまうのはもったいない。
この記事では、受付から退室までの流れ、服装や言葉遣いなど、面接マナーで押さえるべきポイントを解説します。
面接の練習も転職エージェントなら行ってくれます!
自分に自信のない人は特に転職エージェントを活用することをおすすめします!
【流れ別】面接マナーの完全ガイド|受付・入室から退室まで

面接は会場に入った瞬間から始まっています。
ここでは、面接官に会う前から終わった後までの、一連の流れに沿ったマナーを解説します。
流れを覚えておけば、当日も慌てずに行動できます。
1. 面接会場到着・受付時のマナー(訪問時間・挨拶)

面接会場には、指定された時間の5〜10分前に到着するのがベストです。
早すぎると準備中の相手に迷惑をかけてしまいますし、ギリギリだと自分が焦ってしまいます。
もし電車遅延などで遅刻しそうな場合は、わかった時点ですぐに電話で連絡を入れましょう。
受付では、コートを脱いでから
と、氏名、要件をハキハキと伝えましょう。
2. 控室・待機中のマナー(スマホ・姿勢)

控室(待合室)での過ごし方も見られています。
ここでも気を抜いてはいけません。
スマートフォンを操作するのは絶対にNGです。
電源を切るか、マナーモードにしてカバンにしまいましょう。

時間を確認するためにスマホを見るのも印象が良くないので、腕時計をしていくのがおすすめです
控室では、背筋を伸ばして正しい姿勢で座り、静かに待ちます。
提出する書類があれば、すぐに取り出せるよう準備しておきましょう。
他の応募者がいても、私語は慎んでください。
3. 入室時の面接マナー(ノックの回数・お辞儀)

入室時は、第一印象を決める重要なポイントです。
ドアをノックする回数は「3回」が基本です。

2回はトイレなど空室確認の意味があるのでNG
中から「どうぞ」と声がかかったら、「失礼いたします」と挨拶し、ドアを開けます。
入室したら、面接官の方を向き、ドアを静かに閉めます。
このとき、後ろ手で閉めず、ドアの方に向き直って閉めるのが丁寧です。
椅子の横まで進み、「〇〇(氏名)と申します。本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶し、深くお辞儀(45度)をしましょう。
4. 面接中のマナー(座るタイミング・座り方・視線)

挨拶が終わったら、すぐに座ってはいけません。
座る際は、椅子の背もたれには寄りかからず、浅すぎず深すぎず、背筋を伸ばして座りましょう。
男性は膝を軽く開き、手は軽く握って膝の上へ。
女性は膝をそろえ、手は膝の上で重ねます。
話すときは、基本的に面接官の目(または鼻や眉間のあたり)を見て、ハキハキと話しましょう。
5. 退室時の面接マナー(挨拶・ドアの閉め方)

面接が終了したら、最後まで気を抜かずに退室しましょう。
面接官から「本日は以上です」と言われたら、座ったまま「本日はお忙しい中、ありがとうございました」と一礼します。
立ち上がって椅子の横に行き、再度「ありがとうございました。失礼いたします。」と深くお辞儀(45度)をします。
ドアまで進み、面接官の方を最後にもう一度向き直り、「失礼いたします」と軽くお辞儀(15度)をしてから退室します。
ドアは静かに閉め、建物を出るまでは気を抜かないようにしてください。
【身だしなみ・持ち物】面接マナーの基本|服装・髪型

面接マナーにおいて、身だしなみは「清潔感」が最も重要です。
服装や髪型は、あなたの社会人としての常識や、仕事への意欲を示すものとしてチェックされています。

高価なものである必要はなく、TPOに合っているかがポイント!
ここでは、男女別の服装や髪型、持ち物について解説します。
男女別:スーツ・シャツの選び方と着こなし
基本は、清潔感のあるリクルートスーツまたはビジネススーツです。
色は黒か濃紺(ダークネイビー)が無難です。
シワや汚れがないか、事前に必ずチェックしましょう。
シャツ(ブラウス)は白が基本で、アイロンがかかったものを着用します。
男性はネクタイを締めますが、派手な色や柄は避け、落ち着いた色のものを選んでください。
靴下も黒か紺にしましょう。
サイズが合っていないとだらしない印象になるため、自分の体にフィットするものを選ぶことが大切です。
髪型・メイク・髭など清潔感のポイント
髪型も清潔感を意識し、顔がはっきり見えるように整えましょう。
長い髪は後ろで一つに束ね、前髪が目にかからないようにします。
髪色は、地毛か暗めの茶色(黒染め推奨の場合も)が基本です。
寝癖は直しておきましょう。
男性は、髭をきれいに剃るのがマナーです。
女性のメイクは、派手すぎず、健康的で明るい印象を与えるナチュラルメイクを心がけてください。
ノーメイクはビジネスマナーとしてふさわしくないと判断される場合があるので注意しましょう。
鞄・靴・コートなど持ち物のマナー
持ち物も、服装と合わせてチェックされるポイントです。
鞄は、A4サイズの書類が入る、黒や紺のビジネスバッグ(自立するもの)が最適です。
リュックやトートバッグはカジュアルすぎるので避けましょう。
靴は、男女ともに黒の革靴(またはパンプス)が基本です。
汚れを落とし、しっかり磨いておきましょう。
女性のパンプスは、ヒールが高すぎない(3〜5cm程度)シンプルなデザインを選びます。
冬場に着るコートは、受付の前に脱ぎ、裏返してたたんで腕にかけて持ち運びます。
Web面接(オンライン)特有の服装・環境マナー
Web面接(オンライン面接)でも、服装は対面と同じくスーツが基本です。
「上半身しか映らないから」と油断せず、上下ともスーツを着用しましょう。何かの拍子に立ち上がったとき、下が部屋着だと非常に気まずいですし、気持ちも引き締まりません。
また、背景にも気を配りましょう。壁を背にするか、バーチャル背景を使う場合はシンプルなものを選びます。部屋が散らかっているとだらしない印象を与えます。
【NG集】評価を下げる面接マナー違反と正しい言葉遣い

自分では「これくらい大丈夫」と思っていても、面接官にとっては「マナー違反」と判断されることがあります。
知らずに評価を下げてしまうのは非常にもったいないです。
ここでは、特にやりがちなNG行動や、間違いやすい言葉遣いをまとめました。
うっかりやってしまわないよう、しっかり事前に確認しておきましょう。
絶対NG!遅刻・早すぎる訪問
時間は社会人としての基本マナーであり、遅刻は厳禁です。
電車の遅延などやむを得ない事情がある場合は、必ず事前に電話で連絡を入れましょう。
メールでは相手がすぐに見るとは限らないため、電話が必須です。
反対に、早く着きすぎるのもNGです。
会社には準備の都合があります。
早く着きすぎた場合は、近くのカフェなどで時間を調整し、指定時間の5〜10分前に受付を済ませるようにしてください。
やってはいけない行動・癖(貧乏ゆすり・視線)
緊張すると、無意識に癖が出てしまうことがあります。
例えば、貧乏ゆすり、髪をやたらと触る、ペンをカチカチ鳴らす、などは「落ち着きがない」とマイナス評価につながります。
また、視線が泳いだり、うつむいたりするのも「自信がない」「何か隠している」と思われがちです。話すときは面接官の目を見て、誠実さを伝えましょう。
猫背で座ったり、腕組み・足組みをしたりするのも、横柄な態度に見えるため絶対にNGです。
「わかりました」「大丈夫です」はNG?正しい敬語の使い方

言葉遣い一つで、あなたの印象は大きく変わります。
「わかりました」は丁寧語ですが、面接の場では「承知いたしました」または「かしこまりました」を使うのがビジネスマナーです。
また、「大丈夫です」も便利な言葉ですが、肯定(OK)なのか否定(不要)なのか曖昧です。
「問題ございません」「結構です(お断りする場合)」など、意図が明確に伝わる言葉を選びましょう。
以下の表で、よく使う言葉の正しい表現を確認しておきましょう。
| 普段の言葉 | 面接での言葉(尊敬語・謙譲語) |
| わたし | わたくし |
| 御社・貴社 | 御社(話し言葉) ※貴社(書き言葉) |
| わかりました | 承知いたしました / かしこまりました |
| 言う | 申す(謙譲語) / おっしゃる(尊敬語) |
| 聞く | 伺う(謙譲語) / お聞きになる(尊敬語) |
| 〜ですね | 〜でございますね |
| すみません | 申し訳ございません(謝罪) / 恐れ入りますが(依頼) |
【Q&A】面接マナーのよくある疑問

ここでは、面接の現場で「こんなとき、どうすれば?」と迷いがちな疑問にお答えします。
Q. お茶を出されたら飲むべき?
お茶を出された場合、基本的には飲んで構いません。
面接官から「どうぞ」と勧められたタイミングで、「ありがとうございます。いただきます。」と一言添えてからいただきましょう。
ただし、面接官が話している最中や、自分が話している最中に飲むのは避けてください。
議論が白熱して飲むタイミングがなかった場合は、無理に飲まなくても大丈夫です。
最後に「お茶、頂戴せず失礼いたしました。」と一言添えると丁寧です。
Q. 「最後にひと言」と言われたらどう答える?
これは、あなたの入社意欲や熱意を確認するための最後のチャンスです。
「特にありません」と答えるのは絶対に避けましょう。
「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。面接を通じて、ますます御社で働きたいという気持ちが強くなりました。」といった入社意欲や感謝を伝えるのがベストです。
もし質問が残っていれば、「最後に一点だけ、〇〇について伺ってもよろしいでしょうか?」と質問するのも良いアピールになります。
【シーン別】面接 自己紹介のマナーと属性別の注意点

特に「面接 自己紹介」は、面接の冒頭であなたの第一印象を決める非常に重要なシーンです。
ここでは、自己紹介のマナーと、属性別のマナーの違いについて解説します。
差がつく「面接 自己紹介」のマナーと伝え方
面接での自己紹介は、「あなた自身を簡潔に知ってもらう」ための時間です。
自己PRとは違うので、ダラダラと長く話すのはNGです。
自己紹介で伝えるべき要素と適切な長さ(1分/3分)
自己紹介の長さは、面接官から「1分程度で」などと指定されることが多いです。もし指定がなければ、1分程度(約300文字)で簡潔にまとめるのが基本です。
自己紹介に含めるべき要素は以下の通りです。
- 挨拶と氏名:「〇〇(氏名)と申します。本日はよろしくお願いいたします。」
- 現在の所属(学校名・学部、または現職の会社名・部署名)
- 学生時代に力を入れたことや、現職での主な実績(簡潔に)
- 応募への簡単な意欲と結びの挨拶:「本日は〇〇の経験を活かせると考え応募いたしました。よろしくお願いいたします。」

ここからスタートです!
スタートでオドオドしないように何度も声に出して練習しましょう!
新卒・転職別「面接 自己紹介」の例文
ここでは、新卒と転職、それぞれの自己紹介の例文を紹介します。
(例文:新卒)
「〇〇大学〇〇学部の〇〇(氏名)と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。大学では〇〇のゼミに所属し、〇〇の研究に力を入れてまいりました。アルバイトでは〇〇を経験し〇〇を学びました。御社の〇〇という点に強く惹かれ、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
(例文:転職)
「〇〇(氏名)と申します。本日はよろしくお願いいたします。私は現在、株式会社〇〇にて、営業職として〇〇を担当しております。〇年間の経験で〇〇のスキルを培ってまいりました。御社の〇〇事業に(転職理由・志望動機に軽く触れる)、これまでの経験を活かせると考え、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
【属性別】面接マナーで特に注意すべき点
面接で求められるマナーのレベルは、立場によって異なります。
新卒で求められるマナー
新卒や高校生の面接では、「元気の良さ」「ハキハキとした受け答え」「素直さ」が重視されます。
ビジネスマナーが完璧でなくても、一生懸命さが伝われば好印象です。
挨拶やお辞儀は、特に意識して丁寧に行いましょう。
また、言葉遣いは無理に難しい敬語を使おうとせず、丁寧語(です・ます)を正しく使うことを心がけてください。
服装はリクルートスーツの基本を守ることが大切です。
転職(中途採用)で求められるマナー
転職(中途採用)の面接では、新卒とは異なり、「即戦力」として見られます。
そのため、服装の着こなしや言葉遣いなど、ビジネスマナーが身についていることが大前提となります。
新卒のようなフレッシュさよりも、「落ち着き」や「信頼感」が重要です。
受け答えも、結論から簡潔に話す(PREP法)など、ビジネスコミュニケーションの基本ができているか厳しくチェックされます。
こちらの記事で志望動機を含めたPREP法の具体例を解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
面接マナーは、決して難しいものではありません。
基本は「相手への敬意と気遣い」を示すことです。
面接官は、あなたのマナーを通じて「この人と一緒に働きたいか」「社会人としての常識があるか」を見ています。
流れや服装、言葉遣いといった基本をしっかり押さえておけば、あとは自信を持って話せるか。
自信はスポーツと同じで、何度も反復練習することで培われます。
自信がつけば、自己紹介や受け答えも堂々とできるようになり、魅力も伝わりやすくなります。
しかし、面接の練習は一人では限界があります・・・
特に転職活動が不慣れで自信のない人はプロに相談しましょう!
ほとんど無料で利用できて、心置きなく相談できる強力なパートナーです!
自信をつけるためにも転職エージェントと二人三脚で転職活動をすすめて自信をつけることをおすすめします。


「〇〇(氏名)と申します。本日〇時から、〇〇様(採用担当者名)と面接のお約束をいただいております。」